Apple Journal vs Day One、2026年に選ぶならどっち?
Apple JournalとDay Oneを料金、プライバシー、対応端末、書きやすさ、エクスポートで比較。自分に合う日記アプリの選び方が分かります。
iPhoneに最初からなじむApple Journalで十分なのか、それともDay Oneに年額料金を払うべきなのか。機能表を眺めているだけでは、なかなか決めきれません。
先に結論を言えば、iPhone、iPad、Macだけで日記を書くなら、まずApple Journalを選ぶのが自然です。 無料で、写真や音声も使え、プライバシー面にも大きな穴はありません。一方、AndroidやWindowsでも書きたい、何年分もの記録を細かく整理したい、複数形式で手元に残したいという方にはDay Oneが合います。
Day One Silverは米国で年額49.99ドル。2026年7月17日時点の価格です。大切なのは機能の多さではなく、その金額で自分の困りごとが解消されるかどうかでしょう。
先に分かる結論
Apple製品だけで書く方、無料のまま写真や音声も残したい方、設定に手間をかけたくない方に。
💙 Day One
複数のOSを使う方、タグやテンプレートで長期の記録を整えたい方、書き出し方法を選びたい方に。
無料で始めやすいのはApple Journal。端末の幅と記録を育てる機能ではDay Oneが上です。
迷ったときに見る9つの違い
| Apple Journal | Day One | |
|---|---|---|
| 料金 | 無料 | Basicは無料、Silverは年額49.99ドル、Goldは年額74.99ドル |
| 対応端末 | iPhone、iPad、Mac | iPhone、iPad、Mac、Android、Windows、Web、Apple Watch |
| 無料版の制限 | 有料機能プランなし | 有効にできるネイティブ端末は1台、写真は1件につき1枚 |
| エンドツーエンド暗号化 | パスコードと2ファクタ認証があれば対応 | 全プランで対応、キー設定後の新しい日記は初期設定で有効 |
| 書き始めるきっかけ | 端末内で作る「日記の提案」、振り返りの問い | 毎日の問い、ライブラリ、テンプレート、GoldのAI |
| 整理 | 複数の日記、検索、カレンダー、場所 | 日記、タグ、絞り込み、カレンダー、地図、メディア表示 |
| 振り返り | インサイト、連続記録、カレンダー、場所 | On This Day、連続記録、カレンダー、地図 |
| 書き出し | ZIP、PDF、印刷 | OSによりPDF、JSON、Markdown/テキスト、CSV |
| 向いている人 | 無料で気軽に続けたいAppleユーザー | 複数OSで長く記録を管理したい人 |
ほかのiPhone向けアプリも含めて検討したい方は、iPhoneの日記アプリ比較か2026年版の日記アプリ総合ガイドから読むと、選択肢の位置関係がつかみやすくなります。ここからはApple JournalとDay Oneの2つに絞ります。
最初の分かれ道は「どの端末で書くか」
通勤中はiPhone、家ではMacという使い方なら、Apple Journalでも困りません。同じApple Accountでサインインした対応端末には、iCloud経由で日記が同期されます。Mac版が加わったことで、長文をスマートフォンだけで入力する必要もなくなりました。
ところが、仕事用のWindows PCやAndroid端末でも続きを書きたいとなると、Apple Journalは候補から外れます。Appleの対応状況に挙がっているのはiPhone、iPad、Macで、ブラウザ版とApple Watch版もありません。
Day Oneは、これらのApple製品に加えてAndroid、Windows、Web、Apple Watchをカバーします。Apple Watchでは短い音声入力やチェックイン、スケッチを残せ、SilverかGoldなら音声録音も可能です。
ただし、無料のBasicで有効にできるネイティブ端末は1台だけ。普段どおり複数端末を同期するには、SilverかGoldが必要です。Web版とWindows版には変更される可能性のある提供条件もあるため、一時的なキャンペーンを前提に長期の使い方を決めないほうがよいでしょう。
Apple Journalは「無料だから最低限」ではない
Apple JournalがiPhone向けに登場した2023年当時は、できることの少ないアプリでした。現在は複数の日記を作れ、文章に写真、動画、音声、場所、描画、心の状態の記録を組み合わせられます。
検索や並べ替え、カレンダー、「場所」表示、音声の文字起こし、iPadでのApple Pencil描画、印刷、書き出し、リマインダー、ウィジェット、連続記録、インサイトもそろいました。写真や動画、音声を使っても追加料金はかかりません。
なかでもAppleらしいのが「日記の提案」です。写真、ワークアウト、聴いた音楽、コミュニケーション、よく訪れた場所などを端末内でまとめ、「今日は何を書こう」を具体的な出来事から思い出させてくれます。使う情報の種類は選べますし、自分で採用しないかぎり日記には入りません。
Apple Journalが差し出すのは、文章への評価ではなく、「あの日、何があったか」を思い出すきっかけです。
惜しいのは、再利用できるテンプレートやタグの仕組みをAppleが現在案内していないこと。Apple製品だけで、設定を増やさずに日記を続けたい方にはちょうどよくても、記録を細かく分類したい方には物足りなさが残ります。
Day Oneの年額49.99ドルは、何に払うお金か
Day Oneは2011年から日記に特化してきたアプリです。目を引く機能がひとつあるというより、テンプレート、タグ、絞り込み、自動で付く状況情報、過去の振り返り、書き出し、物理製本が一つにつながっている点に強みがあります。
公式プラン表を見ると、Basicでも文章の日記と日記帳の数は無制限です。暗号化、毎日の問い、テンプレート、検索、On This Day、連続記録、書き出しも使えます。制限が効いてくるのは、2台目の端末を使うときと、1件に2枚以上の写真を入れたいときです。
Silverでは端末数の制限がなくなり、1件につき写真や動画などを合計30個まで添付できます。動画、音声と文字起こし、描画、PDF、外部連携、物理製本の25%割引もここに含まれます。
Goldで加わるのは任意のAI機能です。Daily Chat、要約、自分に合わせた問い、タイトル候補、画像生成などを使えます。複数OSを行き来するだけならSilver、書いた文章にAIから応答してほしいならGold、という違いです。
Day Oneは、単に「Apple Journalに機能を足したもの」ではありません。何年も書き続け、昔の記録を条件で探し、端末が変わっても持ち運びたい人のための管理道具です。その必要がまだなければ、年額料金もまだ必要ありません。
無料で比べると、Apple Journalが一歩先
Apple Journalは、写真、動画、音声、描画、複数の日記、対応端末間の同期、検索、インサイト、書き出しまで無料です。「この先は有料」という機能の境目がありません。通常のiCloudストレージ上限だけは別に考える必要があります。
Day One Basicも、文章中心なら十分に使えます。日記帳と文章の日記は無制限で、テンプレートや検索、暗号化、過去の同日を見せるOn This Dayも利用できます。ただ、パソコンとスマートフォンを行き来したい、旅行の写真を何枚も残したいという使い方では、すぐにSilverの条件に触れます。
| Apple Journal | Day One Basic | |
|---|---|---|
| 年額 | 0ドル | 0ドル |
| 文章の日記 | 公表された件数上限なし | 無制限 |
| 日記帳 | 複数 | 無制限 |
| 端末 | 対応するApple製品間でiCloud同期 | 有効なネイティブ端末は1台 |
| 写真・動画 | どちらも利用可能 | 写真は1件につき1枚、動画は不可 |
| 音声・文字起こし | 利用可能 | SilverまたはGold |
| テンプレート | 振り返りの問いはあるが、再利用テンプレートは未案内 | 利用可能 |
| 検索・振り返り | 検索、カレンダー、場所、インサイト | 検索、絞り込み、On This Day |
| 暗号化 | パスコードと2ファクタ認証があればE2EE | BasicでもE2EE |
無料アプリ全体から選び直したい場合は、無料の日記アプリ比較も参考になります。
書き出しのきっかけはApple、積み重ねた後はDay One
まだ日記が数件しかない時期には、Apple Journalのほうが書き始めやすく感じられます。散歩や写真、音楽から作られた提案なら、抽象的な問いよりもその日の場面を思い出しやすいからです。画面も控えめで、まず書くことに集中できます。
なお、アクティビティの提案を作るのはiPhoneです。Appleによれば、その提案をiPadへ安全に同期することはできますが、日々の状況を拾う中心はiPhoneにあります。
記録が数年分になれば、Day Oneのタグ、お気に入り、テンプレート、絞り込み、カレンダー、地図、メディア表示が効いてきます。Apple Journalにも検索と複数の日記帳はありますが、「あの時期の、あの条件に当てはまる記録」を探す方法はDay Oneのほうが豊富です。
メディアについては、少しねじれがあります。Appleは動画、音声の文字起こし、描画を無料で提供します。Day Oneは扱い方が洗練されていますが、写真1枚を超える使い方や動画、音声、描画、PDFにはSilver以上が必要です。
AIを使うかどうかで、役割が変わる
Appleの「日記の提案」は、写真、ワークアウト、メディア、コミュニケーション、場所、心の状態といった端末上の出来事をまとめる機能です。Appleのプライバシー説明では、処理は端末内で行われるとされています。文章を読み込んで助言するAIとは性格が違います。
Day Oneは全プランに毎日の問い、問いのライブラリ、テンプレート、On This Dayを用意しています。さらにGoldでは、選んだ文章について対話したり、要約や次の問いを作ったりできます。
Day OneのAI機能説明によれば、使うかどうかは自分で選べ、処理対象も選択した内容だけです。一部はApple Intelligenceを使って端末内で動きます。サーバーを使う場合は、選んだ日記を一時的に復号し、HTTPSでAutomatticまたは別のAI事業者へ送り、処理後に削除します。
ここは「AIがあるから優秀」「外部処理だから危険」と単純には決められません。起きた出来事を思い出したいのか、書いた文章への反応がほしいのか。求める助けによって選択が変わります。
暗号化は両方にある。違うのは、その周りの仕組み
Apple Journalを「普通のiCloudデータだからAppleに読まれる」とする古い比較は、現在の仕様に合いません。iCloudのセキュリティ一覧では、Journalは標準のデータ保護でも高度なデータ保護でも、エンドツーエンド暗号化の対象です。Appleは、Apple Accountで2ファクタ認証を使い、端末にパスコードが設定されていれば、iCloud上の日記をApple自身も読めないと説明しています。
Day Oneも全プランでE2EEに対応し、文章とメディアをアップロード前に暗号化します。暗号化キーを設定した後に作る日記では初期設定で有効です。ただし、以前から使っている日記には従来の標準暗号化が残っている場合があるため、長期利用者は設定を確認したほうが安心です。
アカウント周りには違いがあります。Day Oneでメールアドレスとパスワードを使う場合、Day One独自の2ファクタ認証はありません。「Appleでサインイン」かGoogleを選べば、各社の認証保護を引き継げます。またWeb版は利用中に復号した内容をブラウザのローカルストレージへ置くため、共用パソコンではプライベートブラウズが推奨されています。
Apple Journalは外に開く窓が少ないぶん、復旧もApple Accountと端末のセキュリティ設定に強く依存します。Apple以外から日記を開けないことは、露出を抑える面と、環境を移りにくくする面の両方を持っています。
プライバシーの見方
新しく使い始めるなら、どちらも有力です。Apple JournalはApple製品内で完結し、提案も端末内で作られます。Day Oneはより多くのOSでE2EEを使えますが、暗号化キー、任意のAI処理、Web版を使う場所まで含めて管理する必要があります。
数年後も自分の記録を持ち出せるか
Apple Journalは、もう書き出せない行き止まりではありません。印刷とPDFの手順には、1件だけ、選んだ複数件、日記全体をPDFにする方法が掲載されています。バックアップと書き出しの手順を使えば、日記と添付メディアをまとめたZIPも作れます。
注意したいのは、Journalの内容がiCloudで同期されても、通常のiCloud端末バックアップには含まれないことです。別の場所にコピーを持っておきたいなら、暗号化したローカルバックアップを作るか、定期的に書き出す必要があります。
Day Oneは、OSによってPDF、メディア付きJSON、Markdownまたはプレーンテキスト、CSVを選べます。公式の対応表を見ると、Web版とWindows版は現在JSONだけですが、iPhone、iPad、Mac、Androidには複数の方法があります。
乗り換えも一方向は整っています。Day OneのApple Journal専用取り込み機能をiPhoneかMacで使うと、文章、タイトル、日付、一般的なメディア、アクティビティ情報をAppleの書き出しデータから移せます。
Apple Journalで始めても、あとからDay Oneへ移る道はあります。最初から将来の不足にお金を払う必要はありません。
仕様をまとめて比べる
| Apple Journal | Day One | |
|---|---|---|
| 料金 | 無料 | Basicは0ドル、Silverは年額49.99ドル、Goldは年額74.99ドル |
| 同期に有料プランが必要か | 対応Apple製品では不要 | 通常のネイティブ端末無制限同期には必要 |
| 対応OS・端末 | iPhone、iPad、Mac | iPhone、iPad、Mac、Android、Windows、Web、Apple Watch |
| 文章の日記 | 公表された件数上限なし | 全プランで無制限 |
| メディア | 写真、動画、音声、文字起こし、描画 | Basicは写真1枚、有料版は合計30個までの複合添付 |
| 整理 | 複数の日記、検索、並べ替え、カレンダー、場所 | 日記、タグ、お気に入り、テンプレート、絞り込み、カレンダー、地図、メディア |
| 書き始める助け | 端末内のアクティビティに基づく提案、振り返りの問い | 毎日の問い、ライブラリ、テンプレート、Appleの提案 |
| 振り返り | インサイト、連続記録、カレンダー、場所 | On This Day、連続記録、カレンダー、地図、物理製本 |
| AIによる文章処理 | 提案はアクティビティに基づき、複数日記の文章分析とは案内されていない | Goldで任意、一部は端末内で処理可能 |
| E2EE | パスコードと2ファクタ認証があれば対応 | 全プラン、キー設定後の新しい日記は初期設定で有効 |
| 書き出し | ZIP、PDF、印刷 | OSによりPDF、JSON、Markdown/テキスト、CSV |
| 相手アプリからの取り込み | Day One専用機能は未案内 | iPhoneとMacにApple Journal専用機能あり |
| 選ぶ理由 | 定額料金なしで一通りそろう | 複数OS、整理、持ち出しの選択肢が多い |
| 避ける理由 | Apple製品に限定 | 複数端末同期と高度な機能に年額49.99ドル以上 |
自分の使い方に当てはめる
Apple Journalから始めやすい人
- 日記を書く端末がiPhone、iPad、Macに限られる
- 写真、動画、音声、描画を追加料金なしで使いたい
- その日に起きたことを提案から思い出したい
- タグを細かく設計するより、すぐ書き始めたい
- まず無料でデジタル日記を試したい
Day Oneに料金を払う理由がある人
- Android、Windows、Web、Apple Watchでも記録したい
- タグ、テンプレート、絞り込み、On This Dayが欠かせない
- PDF、Markdown、JSON、CSVなど複数の形式で残したい
- 1件に多くの写真や動画、音声、PDFをまとめたい
- 物理製本、外部連携、任意のAI機能を使いたい
どちらにも決めきれない人
- ローカルのプレーンテキストで持ちたい:Day Oneの代替アプリ比較でObsidianを確認
- データベースとして分析したい:NotionとDay Oneの比較
- もっと多くの候補を見たい:日記アプリ総合ガイド
よくある質問
Apple JournalとDay One、どちらを選べばいいですか?
iPhone、iPad、Macだけで書き、定額料金をかけたくないなら、まずApple Journalを試すのが自然です。AndroidやWindows、Web、Apple Watchも使う方や、タグ、テンプレート、豊富な書き出し形式が必要な方にはDay Oneが向いています。
Apple Journalは本当に無料ですか?
アプリ自体は現在無料で、Appleは有料プランやアプリ内課金を案内していません。複数の日記、写真、動画、音声、描画、検索、エクスポート、対応するApple製品間のiCloud同期を使えますが、通常のiCloudストレージ上限は適用されます。
Day One Silverに年額49.99ドルを払う価値はありますか?
複数端末での同期、動画、音声の文字起こし、PDF、外部連携、物理製本の25%割引を使うなら検討する価値があります。1台で文章中心に書き、写真は1件につき1枚で足りるなら、無料のBasicでも十分かもしれません。料金は米国価格で、地域によって異なります。
プライバシーはApple JournalとDay Oneのどちらが安心ですか?
新しく日記を作るなら、どちらもエンドツーエンド暗号化を使える有力な選択肢です。Apple Journalはパスコードと2ファクタ認証が条件で、Day Oneは全プランにE2EEを含み、暗号化キー設定後の新しい日記では初期設定で有効になります。
Apple JournalからDay Oneへ日記を移せますか?
移せます。Apple Journalからデータを書き出し、iPhoneまたはMacのDay Oneにある専用取り込み機能を使うと、文章、日付、タイトル、一般的なメディアやアクティビティ情報を引き継げます。
Apple JournalはAndroidやWindowsでも使えますか?
使えません。Apple Journalの対応端末はiPhone、iPad、Macです。Day OneにはAndroid版とWindows版のほか、Web版とApple Watchアプリもあります。
まず1週間、無料のほうを使ってみる
Apple製品だけで書く方なら、最初からDay Oneの将来性にお金を払うより、Apple Journalで自分の書き方を確かめるほうが無理がありません。無料でも、日記を続けるために必要な機能はかなりそろっています。
7日間で3件だけ書き、そのうち1件では写真か「日記の提案」を使ってみてください。週末に振り返り、「この機能がなくて困った」と具体的に言えるものがあるかを確かめます。
それが複数OS、タグ、テンプレート、Apple Watch、書き出し形式のどれかなら、Day One Silverを試す理由があります。思い当たらなければ、そのままApple Journalを使い続けてかまいません。選ぶ基準は、比較表の項目数ではなく、自分の日記で実際に足りなかったものです。
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